エキゾチック・スリランカ。コロンボの旧市街と市場へ
スリランカの首都・コロンボへ行ってまいりました。
香辛料、セイロンティー、宝石、、そんなイメージに満ちた魅惑の島の首都がここコロンボです。
スリランカの島の西海岸に位置し、南西部の都市ゴールまで黄金海岸と呼ばれる海岸が続いています。遠くアラビアやアフリカまで陸地のないインド洋に落ちる夕日を眺めていると、遥か遠い異国に来たことを感じます。
スリランカも場所により民族も異なり色々な顔を見せますが、コロンボは異国情緒に溢れた素敵な街でした。
コロンボでの1日の始まり
シナモンレッド・コロンボ は、「シナモンホテル」というチェーンホテルの1つで、コロンボやスリランカ各地に展開しています。
ビジネスホテルという位置付けですが、朝食も豊富にありました。滞在客は様々な国から集まっています。初めて行く土地・初めて泊まるホテルの朝食はワクワクするものです。楽しい1日になりそうだ、そんな予感で始まります。
コロンボ旧市街へ
シナモンレッド・コロンボの屋上プールからの眺め
インド洋を見ながらプール、最高だな。
この海の向こうは中東やアフリカなんだね。
もし中東や北アフリカがもう少し平和だったら、きっと魅力的な観光地になっていたのでしょうね。イエメンやシリアなど、砂漠の古都へは10年前に行っておくべきでした。
とはいえ、スリランカは今でも快適に旅行できる環境にあります。東南アジアのようなリゾートホテルなどはまだまだ少ないものの、むしろイギリスの植民地時代やアラブの雰囲気が感じられ、とても新鮮に見えます。
トゥクトゥクに乗って、コロンボの旧市街へ
ツレは観光が嫌いで、海外に行ったとしてもあまり観光には出ません。ホテルにこもっているのです。だから海外ホテルにはプールが必須になります。そして常夏であることも。
とはいえ、この日は朝からコロンボのフォート駅に明日の列車の切符を買いにいかねばならないので、トゥクトゥクを停めて駅へと向かいました。スリランカの中部にある古都キャンディへ行く列車は、すぐに売り切れてしまうらしいのです。
トゥクトゥクはコロンボの街を猛スピードで走り始めました。
緑が多くて綺麗な街だね。
キオスクや小さな雑貨店のようなものが沢山あるね。キオスクで立ちながらティーカップでセイロンティーを呑んでいるのが面白い。
甘いホットミルクティが基本みたいだね。
前日の夜にコロンボについた我々は、初めて太陽の下で見るコロンボ街の雰囲気を興味深く見ていました。
セイロンティーは思いの外生活に密着しているようで、キオスクや道端などでティーカップに入れてもらったホットミルクティを飲んでいる光景が新鮮でした。
トゥクトゥクは朝の渋滞のなか、海沿いの道を進んで行きます。途中の海沿いはヒルトンやタージなどの外資系ホテルや、オフィスビルが並んでいました。
スリランカは車が驚くほど日本車ばかり。これまで見てきた国の中では最も日本車率が高いと思います。驚いたのは、スズキなどの軽自動車まで沢山走っていることです。
コロンボのフォート駅に到着しました。
トゥクトゥクを降りると、すぐにネットで調べていた切符売り場へと向かいました。
この場所はとても分かりにくい。行った当日(2018年)は外の17番売り場でした。ドアを開けて入っていきます。
若いお兄ちゃん曰く、僕たちが乗りたい列車は売り切れてしまったらしいです。少し違う時間のキャンディ行きの切符をなんとか入手し、その切符売り場を後にしました。
うちのツレはよく笑っています。それが外国では結構受けがよく、無愛想な人が笑顔になったりします。ツレは英語が不得意なので相手が言っていることは分かってないのに、知らない外国人と爆笑していたりするのです。
笑顔は大事、何もかもを解決する時があります。
コロンボ旧市街の問屋街
せっかく駅に来たのだし、周辺を歩いてみることにした。コロンボの中央駅である「フォート駅」は、日本語でいえば「波止場駅」のよう名称。港が近く、周辺は問屋街や市場がひしめいています。
外国人はあまりいなく、地元の人たちが多いです。飲んでみる勇気はありませんでしたが、地べたでセイロンティーを入れている屋台も。
すごい活気だな〜。
問屋街のようなところを抜けると、急に裸足で何やら穀物の入った袋を抱えた人たちが歩いています。
香辛料と南国フルーツの香りが漂う市場
しばらく進むと、色とりどりの果物や野菜が山積みになった市場へ出ました。
わー!果物が色とりどりで綺麗〜。
パパイヤやこぶみかん。スリランカは果物が豊富で美味しい南の島です。
100ルピーが60円ほどです。
ここは問屋街の男性的な雰囲気と異なり、のんびりしていました。
古くから港町として発達して来た港町コロンボの面影を垣間見ることができます。
コロンボの旧市街はまるでタイムスリップしたかのような砂埃と活気、賑わいだったね。
最初は恐る恐るなのに、つい夢中になって歩き回ってしまいました。
セイロンティータイム
またトゥクトゥクに乗り、今度はティーブリーズというお店へ向かいました。
ドライバーさんは延々とイギリスの悪口を話していました(汗)。私はこのスリランカ滞在中にタクシーの年配のドライバーさん二人からイギリスの悪口を聞きました。イギリスが全てを破壊してしまった、と。
イギリスを悪くいうのはあまり聞いたことがないので、地球の別の地域に来たことを感じました。
ホテルから遠くない、ティーブリーズというお店に来ました。ここは外国人用のお店なのか、お客さんは誰もいないようです。でも片付けているおばあちゃんは優しい笑顔。
スリランカのアートが飾られた静かな店内。
風が気持ちいいなぁ。さっきの市場と同じ時代の同じ都市にいるとは思えない。市場の道端のミルクティも面白そうだったけどね。
お水を沸かしてるから大丈夫だと思うけど、旅の始まりだから冒険はしないでおこう。
窓からは急速に変わりゆくコロンボの街並みを見ることができます。
スリランカはファミマやセブンイレブンといったコンビニエンスストアがまだ無く、昔ながらの商店が残っています。このコーラの看板の商店で、笑顔に満ちた若い店主とお腹の大きい奥さんからコーラと水を買いました。
コロンボの街中にはブーゲンビレアなどの花が咲き乱れていました。
緑が多くていい雰囲気の街でした。コロンボは人も親切で、もっと色々見て回りたかったです。
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