ANAの上級会員SFC・未婚カップルでも2人で使える特典リスト

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私は5年前にANAの上級会員 SFCを獲得しました。

スーパーフライヤーズ(通称SFC)は一度取得すると半永久的にANAの上級会員を維持できる世界でも珍しい会員制度です。

取得・維持方法などの情報はインターネット上に溢れているので後述に回しますが、誰かと一緒に旅行をすることが多い私が取得前から気になっていたのは、以下の点です。

    果たしてSFCの資格は独身カップルにも取得する意味があるのか?

私は未婚ですが1人で旅行することは少ないので、上級会員の特典が会員本人のみに適用されたり、カードの家族会員のみに適用されるのでは、法的に未婚のカップルや同性カップル、友人同士で旅行する時には意味がありません。

実際、以前持っていたカードに付帯していた「プライオリティパス」(ラウンジが利用できるパス)は本人のみ利用可能で、同行者が利用する追加料金がかかり、私が払うと言っても相手が遠慮して結局使用しなかったからです。

そこで同行者もラウンジを使えるSFCに興味を持ちました。

結論から言います。取得した後に色々と分かったことも含め、SFC取得後の感想は・・・

同行者ともう1名が無料で利用できる特典が多い! 取って良かった!です。
ANAのスーパーフライヤーズ(SFC)は同行者も一緒に無料で利用できるサービスが多くなっています。また、ラウンジが使えるだけで気持ちが楽になり、飛行機が移動手段から素敵な「旅」になります。
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ANAの上級会員SFC・未婚カップルでも2人で使える特典リスト

私もそう頻繁に旅行するわけではないので、「元が取れているか」という考え方だと果たして?
巧みなマーケティングに刺激されて損をしているのかもしれません。
しかし、飛行機の利用をただの「移動手段」から、「体験」に変えてくれるのがSFCです。
今後それほど利用予定がなくても、その貴重な1回をリラックスした良い思い出にするために、
もし機会がありましたらSFCを取得されるのも楽しいのではと思います。
それでは友達同士や、未婚のカップルなど、同行者にはどのような特典があるのか見ていきます。

恋人や同行者も一緒に!SFCの特典一覧

それでは、SFCを保持していることで同伴者(ANAのステータスなし)と一緒に受けられる特典を早速見ていきましょう。
以下は全てANAまたはスターアライアンス航空会社を利用の場合に、SFC保持者と同行者1名が(一緒に)受けることのできるサービスです。
  • ビジネスクラスのチェックインカウンターでのチェックイン
  • 羽田・成田空港の出国保安検査場への優先入場 (羽田はANA利用時のみ)。こちらはビジネスクラス利用でもステータスがない場合は利用不可なので、SFCに大きなメリットが。成田はスターアライアンスゴールドトラック利用でどのスターアライアンスでも可能。
  • ラウンジ利用
  • 優先搭乗
SFCの大きな特典を全て網羅しているのではないでしょうか。
SFCは未婚のカップルにも十分に価値があるということが分かります。
優先チェックインや優先搭乗については公式サイトで明確に書かれておらず、私が行ってみて大丈夫というパターンでした。ANAでクアラルンプール、マニラ 、プノンペン 、バンコクと旅行してきましたが、毎回同じでした。

※ 現在コロナウイルスにより優先搭乗が停止しており、その他のルールも刻々と変わっておりますので、当面の間は事前に確認をされるか、あまり期待せずにご利用になることをお勧めします。

ラウンジに関してはANA便以外のスターアライアンス便(ユナイテッド航空、タイ国際航空、シンガポール航空、ルフトハンザドイツ航空、トルコ航空など)でも恋人と一緒に利用できます。

また、SFC会員はスターアライアンスゴールド会員でもありますので、「スターアライアンスゴールドトラック」(優先保安検査)がある空港では、恋人など同行者と一緒に優先搭乗を利用できます。

スーパーフライヤーズ(SFC)会員には、預け入れ荷物で大きなメリットが

次に、SFCの会員本人のみが享受できる魅力的な特典を見ていきましょう。
  • 預け入れ手荷物は通常は最大23キロが3つまで無料に。(通常は2個)
  • 目的地で預け入れ手荷物が優先的に出てくる。
主に荷物に関する特典が大きいです。これはSFCの会員本人のみの特典ですが、カップルなどの場合は荷物を一つのまとめることもあると思いますので、同行者にも特典があると言えます
荷物の預け入れに関しては、配慮して同行者の荷物にも「優先タグつけておきますね(ニコッ)」と言って下さるスタッフと、本人だけにタグをつけるスタッフがいます。基本的に前者が多い印象です。
沖縄に行った際、私の荷物だけにタグが優先タグが付いており、結局一緒に行った同行者の荷物を回転ベルトの前で延々と待つということがあったので、それ以降、荷物は全て私のものとして預け入れています。
これまで荷物を待つのが嫌でできるだけ機内に持ち込んでいたのですが、今は優先で出てくるので必ず預けて身軽にスマートに旅行できるようになりました。早く搭乗して頭上の荷物の場所を確保しないと!と焦ることもありません。
※SFC取得時点ではANAのプラチナ会員+SFCの状態になるので、もう少し手厚い特典があります。ここまでお話しした特典はプラチナ会員が失効した後の、スーパーフライヤーズ(SFC)だけの状態での特典です。

SFCのお得度は、ライフスタイルによって異なる

お酒が好きな方にはラウンジでお得感は倍増

お酒が好きな方はラウンジでのお得感が倍増^^

SFCの恩恵を受けやすいのは、エコノミーでの海外渡航が多い方、成田空港や羽田空港を利用する(または経由する)方だと思います。
成田・羽田はANA便の本数が多く、ラウンジを利用できるというメリットが非常に大きいからです。
国内線の利用がメインで、特にラウンジが無いような国内地方空港との行き来が多い方など、それほど多くのメリットが見当たらないかもしれません。
ただ、国内線のラウンジにもお酒はあります。私は顔が真っ赤になって心配されるのでラウンジではお酒を飲まないのですが、お酒が大好きでいくら飲んでも顔色一つ変わらないという方はお得です。
その他のカレンダーや手帳などは「いらないかも w」と思いつつ頂くことにしています。

SFCの取得費用(コスパ)と難易度

もしも、ANAのサイトで上級会員資格をボタン1つで購入できるとします。
ANA上級会員 入会金:50万円 維持費:15,000円/年
というのがあったら、皆さんは購入しますか?
なかなかの高級会員制クラブです。
もちろん実際はこのようなボタンはなく、取得方法はただ一つ、ひたすら飛ぶことです
ANAだけでなく、タイ国際航空やシンガポール航空、ユナイテッド航空など日本人がよく行く場所に飛んでいる航空会社が多いので、SFCを取得しやすい、ベネフィットを利用しやすいのもスターアライアンスメンバーのANAの特徴だと思います。
この特に用も無いのにANAの飛行機に乗りまくって上級会員の条件を満たすことは「SFC修行」とも呼ばれて有名です。私も2/3は本来予定していた海外旅行で、あとは資格に到達するための修行を沖縄往復で行いました。
SFCの価値があるかどうかは、ANAやスターアライアンスのフライトを使用頻度や、単に趣味として「修行」を楽しめるかどうかにあります。完全にSFCの特典目的で修行が苦痛の場合(飛行機が苦手など)は、50万円前後の出費は考えものです。

SFC取得の手順

手順1.SFC会員に対応したクレジットカード会員になる!
スーパーフライヤーズ(SFC)の資格はクレジットカード(ANAカード)に付随されます。
よって、SFCの上級会員資格を狙っていく場合は、はじめに対象のANAカードを作成しておくことをお勧めします。せっかく上級会員の資格を得ても、万が一「カードを作れない!」なんてことになったら全ての行動が水の泡になってしまうからです。
私は最も一般的な三井住友VISAカードが発行するANAゴールドカードを作成し、あとでSFCカードに切り替えました。
手順2.50,000 プレミアムポイント飛んで、プラチナ会員になる。

プレミアムポイントとは、ANAマイルと共にANAから与えられるポイントです。

毎年末に0にリセットされ、前年の1年間のプレミアムポイント数で、翌年度に会員ステータスが決定します。50,000ポイントに到達すると、ANAの上級会員・プラチナ会員に到達します。

フライトでどの程度のプレミアムポイントが貯まるかは、以下のサイトで検索できます。国内線は2倍、アジア路線は1.5倍になるなど、マイレージよりも溜まりやすいのが嬉しいところです。

プレミアムポイントシュミレーター

 

手順3.スーパーフライヤーズに申し込み。

プラチナ会員の資格を得ると、ついに半永久的な上級会員資格であるSFC(スーパーフライヤーズ)に申請する資格ができます。

※ ANAのプラチナ会員は翌年の年末まで有効です。翌年ANA便にあまり乗らない場合、SFCに申し込まずにいると上級会員の資格が消失してしまいます。これは海外の航空会社のどの上級会員資格とも同じです。毎年修行を続けるのはしんどいですね。

SFC会員が増えすぎている説もありますが^^;

現在、SFCは所有者が多くなっており、国内線のラウンジは大混雑。優先搭乗で半分くらいの乗客が上級会員で列をなしてしまうこともあります。
国内線では優先手荷物以外には上級会員のステータスを感じることは少ないですが、海外旅行ではチェックインの大行列、混雑した空港のゲートでの待ち時間を避けることができ、大きな威力を発揮します。
とにかく鍵は国際線です。

SFCを取得してみて

後悔はありません!正直、特に飛行機好きなわけではないので、沖縄を1人で往復している時などは何とも言えない寂しい気持ちになったのを覚えています。笑

しかし今となっては同行者と共に各国の空港で優先チェックイン、ラウンジの快適さを身にしみて感じることが多く、思い切ってSFCを取得して良かったと思っています。

そして独身の私には、同行者と一緒に使えるというのは非常に重要な点です。

 

私事ですが、上級会員を一番ありがたく思ったのは母とのスペイン旅行でした。

スペインの訪問時に母が体調を崩し、帰国の日に空港まで行ったものの、早朝の寒く冷え切った空港ではチェックインカウンターが開いたばかりで長蛇の列に。

母を支えながら、どうしようかと焦りましたが、当時はワンワールドの上級会員資格があったので、誰もいないビジネスクラスのカウンターでチェックインでき、すぐに暖かいラウンジでソファに座りながら紅茶を飲むことができたのを覚えています。あの時の安堵感は忘れられません。

海外ではラウンジが使える=食事がいつでもある状態という安心感はプライスレスです。
1人での出張にはホッと一息つく時間が生まれ、恋人との旅行も一層良い思い出になることは間違いありません。
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