タイ南部のクラビってどんなところ?

ライレイビーチ
アジアのリゾートでどこが一番良かった?と聞かれたら、タイのクラビだと答えます。
クラビはタイ南部、マレー半島の左側のアンダマン海に面した地域です。同じくタイのプーケット島やサムイ島と異なり、クラビはタイ本土にあります。
プーケット島に左側をブロックされたような位置にあり、広大な海に面しているというよりは、やや瀬戸内海のような、島がボコボコとある地域にあります。
クラビと言えば、奇妙な形をした岩がエメラルドグリーンの海からポコポコと飛び出た光景が特徴です。タイ政府によって厳しく環境が保護されていて、大自然の中での滞在を満喫できます。
クラビは空港から車で行くことのできるエリアと、ボートでしか行くことのできないエリアがあります。個人的に私たちがオススメするのは、ボートでしか行くことのできないライレイベイです。
クラビの一等地にある、ライレイベイリゾートとは
良いホテルに泊まりたいという場合、クラビは他の世界的に有名なリゾート地に比べて、ホテルの選択肢が多くありません。特に外資系の大手ホテルは少なく、最もクラビらしい光景のあるライレイビーチには、世界的なブランドのリゾートは無い状況です。
ライレイビーチにある超高級ホテルといえば、有名なラヤバディのみです。『ラヤバディ』は、巨石の先にありライレイビーチからも簡単に近づくことのできないプラナンビーチにも面した超高級リゾートです。
そしてガックンとレベルが下がるものの、ヴィラなどもあり、リゾートらしい雰囲気を味わうことのできるホテルがラヤバディのお隣にあるライレイベイリゾート&スパです。
クラビ空港からライレイベイリゾートへの移動
クラビ空港に着陸中。遠くの海にクラビの奇岩が見えてきました。今日はこのまま、あの先端にあるライレイビーチへと行きます。
ライレイベイリゾートは、ボートでしか行くことが許されていないクラビのライレイビーチにあります。ホテルに送迎を頼んでおくと
- 空港から港へのシャトルバス
- 港からライレイビーチへのボート
- ボートの到着した場所からホテルのフロントまでのゴルフカート
3つが連携していて、スムーズに自分たちで荷物を運ばずに行くことができます。
ライレイベイまではボートでしか行くことができず、桟橋なども無い浜辺から乗ることになります。ハイヒールとドレスでなんて考えてはいけません。
ただ、おじさんはスーツケースを海にドボーン!なんてこともなく、重たいのにニコニコしながらボートに積んでくださいます。
また、写真にもあるように小さなハシゴみたいなものがあるので、、、こちらを使って海水には入らずに靴のままボートに乗ることができました。
結構飛ばしていきます。おまけに急なスコール!同乗していたヨーロッパ人の男性が頭を覆うようにとボートに積んであった救命具を渡してくれました。(既に救命具は着用している)
ライレイベイの船着場に着くと、カートがもう迎えに来ていました。
到着日はあいにくの雨ですが、この後の滞在はずっと晴れでした。
ライレイベイリゾート
ヴィラにチェックイン。空港からボートでしか来れないということもあり、場に慣れるまでは何だか緊張します。ホテルの雰囲気を掴むため、早速レストランへランチに行くことに。
ライレイベイリゾートのホテルは世界的な観光地にあって日帰り客も多い為か、味やサービスはイマイチだったかもしれません。そこはやはり5つ星のホテルのようには行かないようです。(これも段々と慣れてしまうのですが)
それでも、海沿いで飲むジュースや食事は最高です!
そんなことより、経験したことのないスコールが!レストラン内の人々も唖然。
ここまでのスコールは最初で最後です。外を歩いていたら息ができなそうなくらいで怖かったです。
このスコールの中でボートに乗っていなくて良かった。。。
クラビ・ライレイベイのホテル地図です。岬の左側がライレイウエスト、右側が空港からのボートが到着したライレイイーストになります。
ライレイベイリゾートは2、有名なラヤバディが1。どちらも東西の両方の海に面しています。部屋によって面している海が違いますが、ヴィラはウエスト寄りが多いようです。
綺麗なビーチはウエストですので、断然ウエスト側に近い方が良いことになります。
ついに晴れる。翌朝のライレイビーチ
朝食前にまだ静かなライレイベイを散策しました。
遠く、プーケット島の方に漁船が沢山出ています。
朝食へ
朝食はこの場所で、まだ殆ど誰もいないライレイべいの絶景を見ながら食べることができます。
日中はクラビの各地から日帰りの観光客を乗せてボートがやって来るので、大賑わいになります。
おかゆなど。
自分たちのヴィラに戻ると、塀に普通に猿がいました。
雑談中の様子。
朝食後はプールサイドに。我々は出かける予定が一切ないので、一応椅子を確保しておきます。
昨日とは打って変わって、晴れたクラビをみることができました。
満潮でホテルの間際まで水が迫ってきています。
この後、だんだんと人が増えて潮が引いて浜辺も広くなっていきます。
我々が泊まったヴィラの入り口です。
ライレイウエストとイーストをつなぐ道です。ウエストとイーストの中間にはホテルの売店のようなものがありました。
また両サイド共にホテルの外にはレストランなどが軒を連ねています。あまり高級感はなく自然の中のリゾートという印象です。
どうせならライレイビーチに泊まりたいけど、他のホテルは微妙、、でもラヤバディは高すぎる、、という日本の旅行者の皆様にはちょうど良いかもしれません。
雲、青空、とにかく美しい場所です。
敷地内には、海から離れた所にもプールがあります。
部屋が前なら便利かと思いますが、クラビまで来て、敢えてここで入る必要はないかも?^^
カヤックでプラナンビーチ(phra nang beach)へ
クラビ旅行を印象的にしているのが、カヤックの経験です。ライレイベイで過ごしていると、随分と沢山の人がカヤックを漕いでいます。ライレイベイにも慣れてきたし、我々もカヤックで出かけてみようか、とレンタルすることに。
ビニール袋にお財布を入れて、カヤックでいざ出発。私たちがお財布を持っていたのは部屋へ戻るのが面倒だっただけですが、これが後で大助かり。カヤックでプラナンビーチへ行くときは少しお金を持っていくといいかもしれません!
カヤックでライレイベイを出発
ライレイベイは波が無いのでカヤックはさほど難しくありませんでした。ライレイベイの湾を抜けると、みるみると景色が変わっていきます。
中央の岩の左側がホテルのあるライレイベイです。そして右側にビーチが見えてきました。
プラナンビーチです。あとで上陸してみることに。
急に開放的な景色になりました。
先ほどの岩を通り抜けてライレイベイの方を振り返ります。
外の海が見えてきました。ライレイベイからプラナンビーチに向かうに連れて、遠くにピピ島や大小様々な島が見えてきて、一気に開放的な光景になりました。
他にもカヤックやボートが沢山います。プラナンビーチが見えてきたので、上陸することにしました。
プラナンビーチ Phra Nang Beach
信じられないくらい綺麗!絵はがきみたい!
これはまた、陸から見ると全然景色が違う。上陸してみて良かった〜
プラナンビーチはライレイベイから大きな巨石を隔てた南側にある小さな入江です。海辺にはクラビ屈指の高級ホテル『ラヤバディ』があります。
この巨岩がホテルのあるライレイビーチとプラナンビーチを隔てています。
昔からイメージするタイのビーチそのままの光景が。
沖合にピピ島が見えています。
そして持ってきた小銭がここで威力を発揮。なんとプラナンビーチにはボート屋台が!
船が売店になってる!お財布持ってきて良かった〜。
冷たいバナナパイナップルスムージー!灼熱の中をカヤックで漕いできたから3杯は飲めそう!本当に美味しい、眩しいけど気持ちいい。
突き抜けるような開放感のある青空の下で「クラビやばい」を連発していました。
プラナンビーチはラヤバディホテルにしか面していなく、お店などはありません。代わりにやってくるのが、船の売店です。冷たいドリンクだけでなく、ランチも売っています。
※季節や天候により売店が無い場合もあるかもしれませんので、お水などを持ってくるのも良いかもしれません
灼熱のクラビ、この景色を見ながら飲む冷たいスムージーは最高に幸せな瞬間でした!
こういう瞬間を人生の中で何度味わえるのかが大事な気がします^^。
さて、カヤックを再び海に引き出して、ライレイビーチに戻ります。
普段あまりアクティビティはしないのですが、少し冒険をしてみると、楽しいとか気持ち良いとか、そういった感情が強く記憶に残りますね。
初日のスコールを除いては、雨もなく、晴天が続きました。
ライレイベイには多くのリゾートや宿がありますが、日中はクラビの他のエリアに滞在中の観光客の方々もこぞって訪れるので、浜辺はボートで賑わいます。
クラビはホテル、サービス等イマイチな面もありますが、そんなことが気にならない程に、とにかく景色が綺麗でした。
クラビに行くべきシーズン
クラビのトップシーズンは日本の冬です。年末年始や早めの春のご旅行だと、静かで穏やかな天気のタイの南国リゾートを楽しむことができます。雨季でも雨は一日中降るわけではありませんが、季節の変わり目などは海が荒れていて、雨が一日中降ることもあるようです。
どうせ行くのであれば、天候的に失敗が少ないという意味で乾季に行くことをオススメします。

乾季の3月に行きましたが、とにかく夕日が綺麗でした。
クラビの夕陽
クラビといえば一生の中で最も美しい夕陽を見た場所でもあります。
プーケット島の方に夕日が沈んでいきます。
1日目の夕陽。
ただただ、黙って見惚れるばかりです。砂浜も大勢の人が集まり、皆が言葉を失っています。
黄色から赤、ピンク、紫へ 刻々と変わっていく色と雲の形に魅了されました。
夜になるとビーチ沿いにあるバーやレストランの賑わいが浮き出てきます。
これは別の日の夕暮れです。
前日のようなピンクやパープルではありませんでしたが、別の美しさがありました。
この日はまた別の綺麗さがありました。
是非晴天の続く乾季に、タイのクラビに行かれてみてはいかがでしょうか。
泊まったホテル:ライレイベリリゾート&スパ
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